インストールについて

はじめに

このパッケージをビルドすると、以下のプログラム群が作成されます。

yaskkserv_simple
もっともシンプルなサーバ
yaskkserv_normal
一般的なサーバ
yaskkserv_hairy
なんでもありサーバになる予定
yaskkserv_make_dictionary
yaskkserv 用辞書変換ユーティリティ

インストール

大抵の環境で、

$ ./configure
$ make

でビルドできます。

インストールすると PREFIX/bin にツールが、 PREFIX/sbin にサーバがインストールされます。

インストールするバイナリごとに仮想ターゲットを用意しています。

# make install
# make install_normal
(ツールとサーバをインストールします。 yaskkserv_normal は yaskkserv という名前でインストールされます。)

# make install_simple
(ツールとサーバをインストールします。 yaskkserv_simple は yaskkserv という名前でインストールされます。)

# make install_hairy
(ツールとサーバをインストールします。 yaskkserv_hairy は yaskkserv という名前でインストールされます。)

# make install_all
(ツールとサーバをインストールします。 yaskkserv_simple, yaskkserv_normal と yaskkserv_hairy はそのままの名前でインストールされます。)

注意が必要な点

gcc-3.3 系 + メモリが少ない機械ではコンパイラのバグを踏んでビルドに失敗することがあります。 gcc-4 系を使うか、メモリの多い機械でビルドする必要があります。作者の環境ではメモリが 256M の機械ではビルドに失敗、 512M の機械では成功します。

configure オプション

--gplusplus=G++
g++ の実行ファイルを指定します。特定バージョンの g++ を使う場合に便利です。
--help
使用法を表示します。
--enable-syslog
syslog 出力を有効にします。 (デフォルト)
--disable-error-message
syslog 出力を無効にします。
--enable-error-message
エラーメッセージ出力を有効にします。 (デフォルト)
--disable-error-message
エラーメッセージ出力を無効にします。ヘルプメッセージ等も表示されなくなるので注意が必要です。
--precompile
プリコンパイルヘッダを使用します。
--prefix=PREFIX
インストールディレクトリを指定します。

つかいかた

まず yaskkserv_make_dictionary で専用の辞書を作成する必要があります。

$ yaskkserv_make_dictionary SKK-JISYO.L SKK-JISYO.L.yaskkserv

以上の操作で SKK-JISYO.L から SKK-JISYO.L.yaskkserv が作られます。

作成した辞書を指定してサーバを起動します。

$ yaskkserv SKK-JISYO.L.yaskkserv

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